京都には日にち薬という言葉があるという
日にち(時間)がたつにつれ癒される(薬の効果)という意味だそうだ
辛いこと苦しいことも時間が薬となって癒してくれる
実際、今そう感じている
あの騒動があってからもう5年半がたとうとしている
辛く苦しい渦中にいたとき・・・
一番下の娘は小学校5年生だった
私はほぼ専業主婦の状態からいきなり8時間のフルタイム勤務
実家に身を寄せていたとはいえ、なれない暮らしと子どものことが出来なくなったことで、気持ちが焦って仕方がなかった
今思えばそうなるのは当たり前だと思う
私が休みのたびに子どもに会いに行こうとしたこと
だめだと突っぱねられても
どんな仕打ちをされようとも
会いに行こうとしたこと
恐れも躊躇もなく子どもたちのところへ行っていたこと・・・
あの時は必死だったんだなぁ・・・と思う
今時間がたって冷静になり
子どもたちも高校生、大学生になり私も仕事が落ち着いて思うことは、
もうあんな仕打ちを自分自身に受けさせたくない
ということだ
元主人から受けた仕打ち
もう二度とあんな目に自分を合わせたくないし
あんな言葉を自分に浴びせさせたくはない
やっぱり
あの当時はわたしは自分を大切にしていなかったんだなあ
私たちは本当に夫婦として何を築いてきたんだろう
こんなに簡単に壊れる夫婦
私はそうじゃないって思っていたけど、思いたくなかっただけ?本当に大きな大きな出来事だった
一番つらい目にあったのは
子どもたち
元主人は婚活パートナーに浮かれて子どものことを前ほど一生懸命に考えなくなったようだ
休みの日は
いそいそとお出かけをしているみたい
子どもたちはどんな想いなのだろう
考えると涙が出てくる
私は子どもたちをこんな目に合わせるために身を引いたんじゃない!
子どもたちを計画的にそこにつれて行ったのならば、子どもたちがきちんと社会に出て、その家を出て自分の足で歩きだすまで
無責任な男女間のお付き合いを子どもに知らせないでほしかった
子どもたちは心で泣いている
子どもたちは何を言っても無駄だと諦めている
子どもたちは激高して急変するあなたの顔色を窺っている
自分の色恋に夢中で子どもの心を考えられなくなった彼は
子どもは子どもの人生だと言い放つようになったらしい
お付き合いしている女性の考えに便乗しているのだろう
嬉しいのかもしれないけれど
楽しいのかもしれないけれど
あなたのしていることは
子どもを傷つけている
それを考えてほしい
子どもたちは
まだまだ日にち薬には程遠い
心がひりひりするほど
傷ついているのに
Q&A 親の離婚と子どもの気持ち―よりよい家族関係を築くヒント―
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