私には出来ない
私が元夫や義母にされたこと
私には出来ない
元夫が子どもたちにしたこと・・・
今振り返っても
悲しくなるくらいの仕打ち
家族って夫婦って
こんな風に壊れてしまうんだ
私には信じられなかった
彼の豹変が信じられなかった
ひどい言葉をたくさんたくさん投げつけらた
積み上げてきた家族の歴史
こんなにあっけなく
冷たく捨てられるんだ
子どもたちは
私の子どもでもあるのにな
・・・私が産んで育てたんです・・・
って言ったとき
義母には
・・・育てた？育てさせてもろうとんじゃろう！男は産めんからなぁ！・・・
元夫にも
・・・男は産めんからな！産めたら俺だって出来る！・・・
同じようなことを言われて
涙したことを思い出す
やっぱりまだまだ
あの頃浴びせかけられた冷たい言葉を
思い返すと辛く悲しくなる
長年連れ添った相手に
私はあんな仕打ちは出来ない
息子のお嫁さんに
あんな仕打ちは出来ない
母親から子どもたちを奪い
断絶させることなんて出来ない
子どもたちに無茶な転校、
転居をさせることなんて出来ない
そして
異性との交際や結婚話を
思春期の子どもたちに
見せびらかしたりなんて出来ない
そう考えると
そもそも価値観自体が大きく
違っていたのかもしれない
彼は変わったのではなくて
もともとそういう冷たい部分を
持っていたのかもしれない
そうだ・・・
よくよく思い返せば
冷たい部分が多分にあったような気がする
家族
私は子どもたちを
普通の家庭環境のままでいさせてあげたかった
大きな大きな心の傷を負って
子どもたちは
いまどんな思いで日々を過ごしているのだろう
長男は普通に会って連絡も出来るとはいえ
時々片親疎外の影響を受けているような
物言いをする
私はその言葉に
はっとする
元夫に似ている部分に気付く
一番辛い目に合ったのは子どもたち
片親疎外の影響を受けているから仕方ない
だけど・・・
いろんな複雑な想いが交差する
でも
心の中には
小さな頃の笑顔の子どもたちがいつもいる
私はその笑顔を胸に
今日も子どもたちを想う
たとえ
冷たい言葉が
子どもたちの口からでる時があっても
私は子どもたちを愛し続ける
元夫にされた仕打ち
言われた言葉
私には出来ない
出来ないからこそ
私なんだ
私は私のことも愛し続けていこう
