日々の想い

子どもたちへの想いや母の日常をつづります

お祭りの日に想うこと

今日は私の住む街は

春のお祭りだ

 

各町会が

それぞれの山車を出す

 

山車の上には命綱に身を預けた若者たちが

うちわや扇子 紐の付いた棒を

太鼓や鐘のお囃子に合わせて振り

リズミカルに身体を揺らす

 

昔は・・・こんなに派手じゃなかった

 

派手さはないが

それぞれの氏神さまのところで

町会のお祭りが行われていた

 

町内を

大人が神輿を担いで

子どもが山車を引き練り歩く

 

途中で

お菓子やおにぎりや

ジュースを貰えるから

持っている手提げカバンは

最後にはパンパンになった

 

 

 

子どもたちと暮らした街にも

お祭りがあった

 

山車を引っ張り

町内を練り歩く

 

お菓子やお茶やアイスクリームを

途中で貰って一休み

 

町会ごとに時間が違うから

別の町会を梯子してる親子もいた

 

お祭りのあとは

家にお菓子がいっぱい

 

それぞれのビニール袋に

長男 次男 長女が自分の名前を書いて

誰のかわかるようにして・・・

 

そんな家族の記憶

大切な大切な

子どもたちとの暮らし

 

大切な街での家族の記憶・・・

 

 

でも

あの夏の日

元夫は

あの街を簡単に捨てた

 

そして

子どもたちにとっての大切な場所から

遠い遠い彼の生まれ故郷に

子どもたちを連れて行ってしまった

 

私はその時を思うと

今でも涙が溢れてくる

 

そして

子どもたちの心を思うと

辛さと悲しみで

胸が詰まる

 

自分が

辛さに押し潰されそうなとき

私は子どもたちを思う

 

子どもたちの辛さは

私の何倍だろうか

いや

何十倍だったのだろうかと・・・

 

そして

今も苦しんでいるだろう次男を想う

 

それなのに

彼は・・・

 

自分の気持ちを優先し

子どもたちに公言して

女性とお付き合いを始めた

 

子どもたちは

どんな気持ちでいるのだろう・・・

 

家族が壊れ

両親が離婚し

そしてお父さんが女性と交際する姿を目の当たりにして・・・

 

 

遠い空の下

 

私は子どもたちを想う

 

なんだか

ほんとに・・・悲しい

 

子どもたちに会いたい