日々の想い

子どもたちへの想いや母の日常をつづります

長女最後の体育祭~次男との再会2

私は次男に言った

・・・次男っちに買ったんだよ!おかあさんさっきから次男っちに気付いてた笑  はいお茶!・・・

 

次男は戸惑いながら受け取った

そして言った

 

・・・今日は長女ちゃんの最後の体育祭に、家族が誰も来てなかったら可哀想だから、俺が来た それからおかあさんがくると思ってきたんだ・・・

 

次男はほんの少し元の次男の感じで話し始めた

 

・・・俺の最後の体育祭におかあさんが来たから

今日きっとおかあさんが来るって思った 

俺の最後の体育祭は

おかあさんが来て、楽しい気持ちが台無しになったんだ

やっぱり俺の人生は楽しいことがあってもこうなるって。。。

だから長女ちゃんの体育祭でおかあさんが長女ちゃんに接触しようとしたらいけないから、それを阻止しにきた!・・・

 

次男はあの時そんな気持ちだったのか。。。

 

私は2年前の次男の高3の体育祭の日、次男に声をかけたことが

次男にとって気持ちを和らげる出来事になっているはず・・と今の今まで勝手に思い込んでいた

 

私は

・・・おかあさんほんとはあの時そっと声をかけずに帰るつもりだったんだよ でも次男ちゃんがあんまりにも悲しい顔してたから

声かけずにはいられなかったんだ 嫌な気持ちさせたならごめん。。。でも高2のときはそっと帰ったんだよ・・・

と言った

 

・・・え!高2の時も来てたの⁉ あんな顔してても俺は楽しかったんだよ!じゃあお兄ちゃんの体育祭は?・・・

 

驚いたように聞いてきた

 

・・・お兄ちゃんの時はいってないよ・・・

 

話しているうちに競技は進んでいた

 

・・・午前中の競技終わってしまうよ・・・

と私

 

・・・長女ちゃん、何ブロックかな。。。・・・

と次男

 

・・・Dブロックだよ・・・

 

次男は長女のブロックも知らず体育祭に来ていたのだった

長女を見に来たというのは口実で

本当は私に会いに来てくれたのかもしれない・・・!

 

寂しそうな次男の横顔を見ながら私は胸が詰まった

 

ちょうど午前中の終わるアナウンスが流れた

・・・お昼、どこかお店で食べない?・・・と聞いてみた

 

・・・人がいるところは。。。俺、家に帰って食べる・・・

と次男

 

・・・おかあさんパンもって来てるから一緒に食べよう・・・

 

と誘うと

・・・パンはいらないけど、聞きたいことがあるから・・・

と次男

 

人がいるところは嫌だというので

 

暑い日差しの中、学校からほど近い川の土手に二人で腰かけた

 

私と次男の七年越しの時間が流れようとしていた

 

(長女最後の体育祭~次男との再会3に続く)