日々の想い

子どもたちへの想いや母の日常をつづります

なぜいつまでも吹っ切ることが出来ないのだろう

離婚が成立してから約2年半がたつ その前に別居を3年ほどしていたので家族がバラバラになってからは5年半の月日が流れた

 

私は望んで別居をしたわけではなく、離婚も本当は避けたかった

でも元主人の意思が固かったため、受け入れざるを得なかった

 

彼は、別居になってから1年かけて離婚を決断したと言っていたが、実際は一緒に住んでいて、揉めたあの夏の日に

「もう離婚したい!」

といった

 

そして次の日に別居に向けて動き出した

 

市役所に離婚について話を聞きに行くなどといって

「男は離婚したら損なんだ!」

ともつぶやいていた

 

ほんとに離婚したければ子どもを連れて別居しなさいとでもアドバイスされたのだろう

 

そこからの彼と彼の実家(義母)との連係プレーは凄まじかった

 

長男の高校の編入試験の手続き

次男、長女の転校の手続き

向こうの学校での制服や持ち物の手配

義母が受け入れのために動いていた

 

私たちは夫婦のはずなのに

まるで

元主人と義母が夫婦のように話し合って

別居への段取りを進めていた

 

お盆の頃だった

 

・・・会社を辞める 地方の実家に帰る

お盆休み明けに上司に辞表をだす・・・

 

まるで脅しのように、決定事項を通達するように言われ驚き慌てた私は

引越のために不安定になっていた心に追い打ちをかけられさらに動揺した

 

仕事をやめないで!

子どもたちをここで暮らさせてあげたい!

もうここで頑張るから!引越し引越し言わないから!

お願い

お願い・・・

 

仕事を辞めるなんて言わないで そんな遠くへ行きたくないし行かせたくない!

 

元主人は全く聞いてくれなかった

 

私が話そうとすると外に逃げたり

義母に電話をかけて言いつけたり

私の母に言いつけたりした

 

私は理不尽な想いを抱えながら

どうにかして阻止しようと元主人と話そうとした

 

すべて逆効果だった

 

そして

 

子どもたちはそのわずか十日後、自分たちの荷物とともに

先に元主人の実家に引っ越した

 

それからわたしは子どもたちと離れ離れになった

 

そこから

子どもに会うためにしたいろいろが裏目にでて

結果、離婚になってしまった

 

彼は引っ越す前の家で

なぜかずっと保管していた古い通帳全部にハサミを入れた

 

今思えばその時すでに離婚を意識していたのかもしれない

自分の収入の証拠になるものを消してしまうために捨てたのだろう

 

わたしの吹っ切れない思いは

 

家族が途中で途切れてしまったから

子供の成長を途中で見れなくなってしまったから

子育てを奪われてしまったから

私の思い描く暖かい支え合える夫婦や家族を作れなかったから

 

私の注いだ年月や想いや愛情は

 

これがダメだったから次へ

 

なんて簡単なものでなかったから

 

だから余計に辛い 

苦しい

そこから抜け出ることが出来ないのだろう

 

そして

 

彼は新しいパートナーと愛情を育もうとしている

 

なんて理不尽なんだろう

なんてやりたい放題なんだろう

 

 

見返りのない愛は神さまの愛でしかない

 

生身の人間の私は

 

やさしくしたらやさしくされたい

やさしさを返してほしい

 

愛されないのに愛するなんて・・・未熟な人間には出来るものではない

 

愛は与え合うもの

 

一方的に与えるだけでも大丈夫でいられるのは神さまだけだと思う

 

子どもに与える愛は無償の愛だというが

子どもからの笑顔やかわいい言葉やしぐさで親は喜びを貰っている

見返りはたくさんもらっているのだ

 

彼のことだけなら

吹っ切ることは簡単だったと思う

 

でも

 

子どもたちが取られたのだ

 

理不尽なやり方で子どもたちの心も固く縛り上げてしまった

 

だから私はいつまでも吹っ切れないのだと思う

 

 

子どもたち全員と普通に話が出来て笑い合うことが出来れば

 

私は前に進めるのかもしれない

私は吹っ切ることが出来るのかもしれない

 

 

今は、子どもたちとの笑顔の時間を必ずとりもどすことが出来ると信じて頑張るしかない

今できることに 心をこめて 愛をこめて こつこつと頑張るしかない

 

 

愛するということ

愛するということ

 

 

 

セルフより愛を込めて ― 「自分」を理解したいあなたへ ―

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