本当は今も変わらない
家族もとに戻ってもう一度暮らしたいってこと
離婚を受け入れたとき
私は彼へ手紙を出した
・・・元の夫婦に戻れないなら別々の道を行くしかないと決心しました
時間がかかったけれどもう大丈夫です・・・
最後くらいはメールじゃなくきちんとしたかった
ほんとはちゃんと会って話したかった
でもそれは叶わなかった
あれから２年半が過ぎ
彼は婚活までしてパートナーを見つけた
真面目な彼のことだからきっと地道に付き合っていくつもりだろう
でも
子どもたちにとっては相当ショックに違いない
長男も表面では平気な口ぶりだが
時折漏らす本音を聞くと胸が締め付けられる
親の離婚を経験しただけでも子どもたちは悲しく辛い現実に直面し
それを静かに静かに受け入れたのに
また今度は新しいパートナーを出現させ子どもたちを悲しみの淵に立たせる
子どもたちにとってつらい現実
でも
それをおくびにも出さずに静かに静かに受け入れるのだろう
心の中では愛や家族、父、母に対する安心感も信頼感も希薄になるだろう
母親を排除することに加担したことだけでも大きな心の傷だろう
・・・お母さんを追い出したから新しいお父さんの彼女の存在を受け入れなさい 離婚したのだから法律は守っているし お父さんはきちんとけじめをつけてパートナーを見つけたのだから何も悪いことじゃないんだ お母さんの代わりに仲良く付き合えばいい・・・
彼の心はこんな考えなのかもしれない
でも子どもたちは悲しんでいる
実際に長男は私に言った
お母さんが婚活なんかしたらお父さんと同じで落ちてしまうよ
と
子どもたちはお父さんとお母さんが仲直りして
本当の家族として再出発するのを望んでいる
次男の悲しみ
長女の悲しみ
一緒に暮らしているのにどうしてわかってあげられないのだろう
どうして感じ取れないのだろう
自分の老後や パートナーを得ることに必死で子どものこころや気持ちが見えないのかな
長女が笑わないのはなぜなのか考えたことがあるのかな
長女が自分の意見を飲み込むのは諦めているって知っているのかな
何を言っても変わらないとあきらめの気持ちで長い間心を閉ざしているのを知っているのだろうか
次男がなぜ家出をしたのか考えたことがあるのかな
次男が進学せず働くといったことの意味わかっているのかな
次男がどんな気持ちでひとりでテレビばかり見ているのかわかっているのだろうか
離れている私にわかることが一緒に住んでいるあなたはなぜわからないのだろう
わかろうとしない？見ようとしていない？
自分の間違いを直視しなければいけないから？
子どもたちの心をどうか考えてあげてほしい
毎晩婚活パートナーとラインをしている場合じゃないんだってどうしてわからないのかな
子どもたちの大事な思春期を悲しい想いで過ごさせるくらいなら
自由に私の家に遊びに行っていいんだよって伝えてほしい
あなたが婚活パートナーと仲良く過ごすのなら子どもたちを返してほしい
そんなことのために私は子どもと引き裂かれたまま離婚を受け入れたんじゃない
自分の行動がどんなにか子どもたちの心を傷つけているか気付いてないのかな
子どもたちも私もほんとはとっても悲しい
浮かれているのはあなたと婚活パートナーの女性だけだ
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