日々の想い

子どもたちへの想いや母の日常をつづります

いつもの風景の中に~長女・次男への想い

いつも通勤で使っている駅

その駅に始発で停まっている電車がある

 

その行先は大学生になった長女の住む街だ

 

長女の大学を知ったとき

その街が

いつもの乗り換えの駅に停まっている電車の

終点であることに気付いた

 

その日からいつもその電車を意識するようになった

 

この場所から一本の線路で

私と長女は繋がっている

 

この電車に乗ったら

長女のいる街に行くことが出来る

 

でも今はまだ長女本人からの連絡やコンタクトはないから

突然行くことは彼女を驚かせ

そのことが関係回復に向けて

マイナスになるかもしれない・・・

 

いつも停まっている電車

 

その電車に乗ってせめて長女の住んでいる街並みを見てみたい

 

そんな想いを今は胸にとどめて

 

私は心の中で電車に語りかける

 

・・・長女ちゃんにあったらよろしくね

 

それから私の気持ちと愛情だけは乗せて行ってね

 

そして長女ちゃんに届けてね・・・

 

その電車のボディにはたくさんの広告がペイントされている

 

私の住む街の名前も書かれている

 

長女はそれを目にして母の住む街だとわかるだろうか

 

その電車が毎日母の住む街を走ってその駅までたどり着いている

そのことに気付いているだろうか

 

そして次男の住む街は

長女の住む街と反対方向の終点だ

 

次男の街へ行く電車にも想いを乗せる

 

私の自宅からの最寄り駅には

次男の街の駅と長女の街の駅が

並んで掲示されている

 

西へいく電車 その終点は次男の住む街

東へいく電車 その終点は長女の住む街

 

今は会えない二人

会えないからこそ想いは募り

愛は深くなり

大切だという想いは大きくなる

 

会えた時には

ありったけの笑顔で二人を包み込みたい

 

離婚によって一緒に暮らせなくなったことを

けしてマイナスにはしない

 

離れ離れになったからこそ

本当の愛情を子どもたちに注げるようになった

と胸を張っていえるおかあさんでいれるように

 

離れ離れになった悲しい時間

 

この時間を

オセロの黒が白にひっくり返るように

この時間があったからこそ

といえるようにしたい

 

そのためには今できることを

どんなに小さいと思えることでも

今できる最善を最大限に

コツコツと積み重ねていく

 

必ず笑顔で再会できる日を信じながら

 

健康でいよう

しっかり働こう

 

自分の身近にいるひとに感謝して

良い人間関係を築いていこう

 

子どもたちが誇りに思えるおかあさんでいるために

それが今私の出来ること

私のやるべきこと

 

子どもたちが会いに来たいと思う

おかあさんでいたいから

 

一歩一歩歩いて行く

その日に向かって歩いて行く