先日 長男が私の家に来た
久しぶりに会う長男のために
母の味を食べさせたくて
南蛮漬けを張り切って作る
長男から連絡
・・・もうすぐ着くよ・・・
料理中のため迎えにいけないから
・・・鍵あいてるからピンポンしなくていいよ・・・
と返信した
しばらくして
勢いよくドアが開いた
驚く私
・・・ピンポンしなくていいっていったから笑・・・
と長男
なんだか一緒に住んでいた感覚を思い出して
涙がでそうになった
いつも学校から帰るころには私は家にいて
子どもたちがドアを勢いよく開けて帰ってくる
久しぶりに会う長男は
すっきりと痩せていた
・・・痩せたねー・・・
・・・おかあさん太ったねー笑 俺と同じくらいあるじゃんか
金かけてでも痩せないと！・・・
長男は私の体重の変化によく意見してくる
以前長男の一言で一念発起して痩せたのに
元夫が新しいパートナーを
婚活して見つけたと聞いてから
体重はまたジリジリと増えていた
私はストレスで太るタイプだと気付く
また頑張ろうと素直に長男の言葉を受け止める
次の日
長男と買い出しに行った
・・・おかあさん荷物持つよ・・・
その言葉に驚いたとともに嬉しさが込み上げた
・・・おかあさん嬉しいーほんと嬉しい・・・
長男は
・・・おかあさん俺は悲しいよ...・・・
・・・え、なんで？・・・
・・・こんな荷物を持って貰ったぐらいでおかあさんそんな喜んで... いかにおかあさ
んがそういう経験をしてないかということだ...おかあさん街コン(婚活パーティみたいな
もの)行って相手を見つけなよ...俺はおかあさんに幸せになって欲しい・・・
・・・おかあさん充分幸せだよ？・・・
・・・いや老後の孤独とか...・・・
・・・老後はリコーダーや書道があるから孤独じゃないよ・・
・・・そうじゃなくて介護とかさ・・・
・・・健康に気を付けて介護いるようにはならないよ.....あ！もしかしてお父さんが上手くいってるから？・・・
・・・・・・
黙る長男 それ以上は聞けない
違う角度から聞いてみた
・・・次男ちゃんと長女ちゃんはどう思うかな....
まだちゃんと会えるようになってないから
婚活なんかしたら
「あーあ おかあさん....もう会いにいけないや」ってならないかな・・・・
・・・おかあさん 勝手に二人の気持ち考えすぎ！・・・
・・・でもおかあさん 街コンとかのまえに二人と先にきちんと会えるようにならないと.... 二人が会いにこれなくなったらイヤだもん・・・
こんな会話をしながら
長男は私のことを心配し始めたんだ...と胸が詰まった
おとうさんが新しいパートナーと順調にいってるのかな
家族はもう元に戻ることはないと思ったのかな
長男の気遣いと悲しみと想い
私の複雑な想い
いろんな気持ちがミックスされてなんだか私は
悲しくなった
大切に育てていた子どもたちを
こんな複雑な境遇に置いてしまった
子どもたちごめんなさい
長男くん次男ちゃん長女ちゃん
ほんとにごめんなさい
子どもたちの幸せ
どうすることが一番なんだろう
今できることを心を込めて
誠実に一生懸命生きていく
子どもたちが会いに来たいと思える
そんなおかあさんでいる
そう決めた
