日々の想い

子どもたちへの想いや母の日常をつづります

離婚によって苦しみを背負う子どもたち1

離婚してから

唯一自由に会える長男

 

長男とは離婚成立前の別居期間中に

連絡だけは取れるようになっていた

 

大学生になり

あの家を出てから

実際に会えるようになった

 

初めて長男の住む大学のある街に行った日のことは

鮮明に覚えている

 

待ち合わせた駅

 

長男が現れた時

涙が出そうになった

 

最初はお互いにぎこちなく

でもすぐに普通に会話がはじまった

 

別居になってからは

会えるのも話をするのも

面会と称した元夫同席の一時間だけ

 

携帯電話を机に置かれ

時間を計られ

きっちり一時間で子どもたちは

逃げるように帰っていく・・・

 

長男と初めて待ち合わせた日

 

一時間以上自由に会える

自由に話せる

 

それが本当に

ありがたく嬉しかった

 

長男はその時

大学一年生

 

別々になってから

まるまる三年が経っていた

 

それから

長男は板挟みの気持ちを抱えながらも

私との時間を作り続けてくれた

 

私の実家のお正月に来ていとこや祖父母と交流

 

私の家に泊まりにくる

 

故郷の成人式に行くと決め

私も誘ってくれた

 

自分の住んでる街に呼んで

大学を案内してくれたり

学園祭に誘ってくれた

 

就活の時は何度か私のところに泊まりにきて

企業の説明会に行ったり

 

彼女も一緒に連れて来て

私に紹介してくれた

 

最初は

下の二人の様子も

おかあさんにも知る権利があると

進んで教えてくれていた

 

でも

元夫がきつく口止めをしてから

長男は板挟みの気持ちが強くなり

義家の話や下の二人の話をしなくなった

 

私が聞くと辛そうにする

 

私はそんな長男の気持ちを思うと

もう下の二人のことは聞けなくなった

 

子どもにとって親は二人いる

 

父親と母親

 

二人いるのだ

 

たとえ離婚したからといって

自分が嫌いになって切り捨てた元配偶者だからといって

自分たちの情報を相手に知られたくないからといって

 

子どもが話すことまで規制することが

子どもの心を苦しめているということに

一緒にいる方の親は

親権をとった方の親は

気づかなければいけない

 

子どもが苦しんでいる

 

ということに気づきながらも

自分の感情を優先している親たちは

 

子どもの本当の幸せについて

向き合わなければいけない

 

婚活パーティにいって

彼女をつくって

交際したりする前に

 

老後の安心のための

パートナーを作る前に

 

再婚に踏み切る前に

 

これ以上

自分の感情を優先して子どもたちの心を傷つけないで

 

 

離婚によって

辛い気持ちや苦しい気持ちを背負いながらも

頑張っている子どもたちの心に

どうか真摯に向き合ってほしい

 

 

子どもたちは

一緒にいるあなたたちのモノじゃない

 

子どもたちに当たり前の親子関係を許してあげてほしい

 

そのカギを握っているのは

一緒にいる方の親なのだから