日々の想い

子どもたちへの想いや母の日常をつづります

長女の卒業式の日に2~卒業式に参列

長女のクラスは4組

 

卒業生が通る花道は

5組と4組の間に作られていた

 

私の真横を長女が通る・・・!

 

拍手をしながら

私は長女を見逃さないように

通る生徒たちの顔を

1人1人しっかりと

見た

 

1組、2組、3組。。。

 

中には

長女の吹奏楽部のステージで見たお友だちや

長女のSNSで一緒に写っていたお友だちの姿もあった

 

3年間仲良くしてくれて

ありがとう

 

みんな

みんな

ありがとう

 

花道を行く

長女と同じ時間を過ごしてくれた

仲間たち・・・

 

感謝と涙が溢れて

胸に込み上げるものがあった

 

いよいよ4組

 

長女は背が高いので

4組の最後の方にいる

 

私の真横を通った!

 

私は

大きな大きな拍手をした

長女の顔を見つめて

大きな大きな拍手をした

 

写真を撮りたかったが

写真に気を取られて

長女を見ることが出来ないなんて

ことになったら本末転倒(実は次男の時はそうなってしまった)

そして

拍手でしっかりと長女を会場に迎えたかった

 

念のため

マスクと眼鏡で変装もどきをしていたが

マスクをしている人は

ほとんどいなくて

逆に目立っていたかもしれない

 

長女は

私が座っていると

わかっていたのか、わかっていなかったのか・・・

まっすぐ前を向いて

口を真一文字に閉じて

花道を歩いていた

 

卒業証書の授与は

代表者が1人で全員分を受け取る

長女の顔は

また最後に花道を通るときまで

見ることは出来ない

 

校長先生の話

来賓の方の話

在校生の送辞

卒業生の答辞・・・

 

式は厳かに進んでいく

仰げば尊し

校歌・・・

 

校歌は3年間吹奏楽部が

何度も演奏していたので

感慨深かった

 

3月9日という

よく卒業式に歌われる歌

蛍の光・・・

 

卒業式は滞りなく進み

いよいよ最後は

卒業生が花道を通るのを拍手で見送る

 

今書いていて

花道で何の曲が流れていたのか

思い出せないことに気付いた

 

蛍の光だったような気もするし

贈る言葉だったような気もする・・・

 

長女の顔を見るのに

必死過ぎて

拍手を送るのに

必死過ぎて

覚えていないなんて

私はよほど

長女に集中していたのかと

今気付いた

 

長女は少し涙顔だったけど

入場の時と同じ

真一文字に口を結んで

まっすぐ前だけを見ていた

 

私に気付いていたかもしれないし

全く気付いてないかもしれない

 

でも

長女にとって大切な3年間を

卒業式に参列して

見送ることが出来た

 

本当に本当に

嬉しかった

 

卒業生が退場したあと

保護者に向けての話が

始まろうとしていた

 

次男の時は

式の時に顔を見ることが出来なかったので

保護者向けの話を聞いて

クラスの前まで行って

廊下からかろうじて後ろ姿を見た

 

その時思いきって

他の保護者たちに紛れてクラスに入ろうと思ったけれど

元夫の姿を見て

私は教室を後にした

 

今思えば入らなくて良かった

次男を悲しませるところだった

(体育祭を見に行ったことで嫌な気持ちをしてたくらいだもの

卒業式でクラスの催しにいったらもっと次男をがっかりさせていただろう・・・)

 

私は今回は長女の顔を

しっかりと見ることが出来た

 

これで充分だ

 

私は保護者向けの話を聞かずに

体育館を出た

(元夫に見つかってはいけないし・・・)

 

この高校で長女は3年間お世話になったんだ

そしてこの高校で私は次男に再会出来た

 

校門を出て次男と座った川の土手を探したけど

見つからない

 

あの時 

学校からとっても近い距離に

あったように思ったのに・・・

 

駅までの一直線の道を私は

いろんなことを想いながら歩いた

 

3月の最終の日曜日は

長女の吹奏楽部の定期演奏会がある

 

長女もOBとして出るかも知れない

必ずいこう

 

子どもたちが歩いていただろう街並み

子どもたちが自転車に乗っていただろう街並み

 

しっかりと目に焼き付けながら

駅へと続く道を1人歩き続けた