日々の想い

子どもたちへの想いや母の日常をつづります

次男の卒業式

どうしようかと迷ったが次男の卒業式に行った

 

次男の気持ちを考えたら本当は行くべきではないとわかった上での決断だった

 

次男の進学についてきちんと聞いていないので

もしかしたら一年浪人かもしれないし

最初の希望通り進学せず働くつもりなのかもしれない

もしかしたら進学するのかもしれないが詳しい事情は知らされていない

 

この卒業式を逃したらあと何年後に会えるのだろう?

 

そう思ったら行くことしか選択肢がなくなった

 

新幹線のトラブルに見舞われギリギリに会場入りした

 

保護者席にたどり着けず在校生の席の一番後ろにそっと座った

 

来賓の挨拶や、校長先生の式辞など進んでいく

 

卒業証書の授与は代表者一名の受け取りで次男の顔は見えなかった

 

在校生の送辞、卒業生の答辞

 

蛍の光   仰げば尊し  校歌

と続く

 

記念に生徒の歌声を録音しておいた

 

やっと卒業生の退場で顔が見える

 

そう思ってカメラをスタンバイしたがうまく出来ない

 

焦っているうちに次男らしき姿の男子は退場していった

 

このままで帰っては悔いが残る

 

クラスのホームルームに保護者が入れるのでそこでチラッとでも見れたなら・・・

 

その思いでクラスまで移動した

 

見つけた

 

次男だった

でも顔は見えなかった

 

後ろ姿をこっそりとカメラに治めた

 

元主人はいない

 

クラスの中に入ろうかと思ったそのとき

 

向こうから来る元主人を見つけた

 

少し目が合ってしまったが向こうは気付いていないかもしれない

 

髪型を変えて若々しくなっていた

 

婚活パートナーが出来たからかな

 

私は素早く後ろを向いて階段をかけ下りた

 

次男を悲しませてはいけない

 

 

でもそのあと

 

とっても後悔した

 

今度はいつ次男の顔を見れるのだろう

 

 

焦らずにね  きっと近いうちに会えるから

 

心の声が教えてくれた