日々の想い

子どもたちへの想いや母の日常をつづります

悲しいけれど失くした事実を受け入れる

離婚を受け入れたのは

このまま別居を続けても元の夫婦に戻れないなら別々の道を行くしかない

と思ったからだった

別居を長引かせても裁判で老後のお金が無くなっても離婚する

とまで言われていた

私の心は疲弊しつつも揺れ動いていた

離婚を受け入れたほうが子どもたちと普通に会えるのだろうか

それとも

子どもたちのためにこのまま別居でいたほうが何かあったときに

駆けつけられる?

 

でも

 

あまりに辛い仕打ちに

自分をそんな目に合わせているのは本当にみじめでかわいそうだ

と思ったから決意した

 

離婚して別の道を行かなければ

人生のパートナーに愛されないまま年を取っていく

というのも辛かった

 

それなら前を向いて新しいパートナーと出会えるように

別居を解消して進んでいこう

と思った

 

少し連絡を取り始めていた長男に

 

・・・お母さん離婚を受け入れようと思う・・・

 

とメールしてから長男は頻繁に連絡をしてきて

頻繁に会うようになった

 

離婚してから2年たち

新しいパートナーは欲しいけど子どもの気持ちはどうなんだろう?

と考え始めた矢先

長女の体育祭で元夫に会った

 

そのときに懐かしさと情を感じた私は

また家族として復縁できるかな

と少しウキウキした気持ちになった

 

でも

 

実際は違った

 

彼は婚活パーティで知り合った女性とお付き合いを始めていた

 

あの体育祭の時にはまだパーティにいってなかったのかな

声をかけていればよかったのかな

などとまた心が揺れ動いた

 

長男からの情報では

あまり進展はしていないらしい

義母にも次男にも内緒で付き合っているようだ

 

彼は一生独身であの家にいるのかと思っていたのに

そして

いつか復縁出来たらと思っていた自分の心に気が付いて

悲しくなった

 

私は自分を本当に大切にしていないなぁ

 

来るもの拒まず 去る者追わず

 

過去を見ていてはダメなんだ

復縁したいとしても見るのは未来

過去にすがってもあの時の彼はもういない

 

悲しいけれどこれが離婚なんだ

せめて子どもたちとはまた笑顔で笑い合いたい

彼とはもう無理だとしても

 

私にとっては人生最大の苦しい出来事

 

よくここまで頑張ってきたね

あなたの考えはよくわかるよ

子どもたちにとってきちんとした形の家族を残してあげたかったんだよね?

お父さんお母さんが仲良く実家にいてみんなで年末年始を過ごせる

そんな環境を与えてあげたかったんだよね?

それには

夫婦戻るしかないって思ってたんだよね?

間違ってないよ むしろあってる

本当に子どもたちのためにはごく普通の家族でいてあげたい

その母心は間違ってない

 

でもね

彼はあなたに酷い仕打ちをして

縁切りを迫ってきた

酷い言葉を浴びせ

警察まで呼ばれ、お腹を蹴られ、雨の中荷物とともに放り出された

 

もう戻る必要なんてないんだよ

もしそこの家に行くとしても

それは未来なんだ

過去にはない

 

子どもたちの気持ちを思うと婚活する気持ちもおきない

でもあきらめちゃだめだ

 

思春期過ぎて子どもたちが独立するころには

私も人生の最愛のパートナーと出会っていたい

 

それまではどっしりと自分のやりたいことをやっていこう

子どもたちが心を打ち明けられる

懐の大きなお母さんでいよう

 

失くした事実を受け入れるのは本当に苦しい

 

子どもの気持ちや未来の中に

私が存在しているのだろうか

 

お母さんだよ! お母さんだよ!お母さんはここにいるんだよ!

 

あなたたちとまたいっぱい笑顔でしゃべれる日が来ることを願っています

 

グリーフケア入門: 悲嘆のさなかにある人を支える

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