今フルタイムで働いている
主婦の時には考えられなかったことだ
いやフルタイムのワーキングマザーは世の中にはたくさんいることは知っている
でも三人の子どもを実家から遠くで育てていた私たちにはそれは選択肢になかった
助けてもらえる身内がそばにいないから
平日は私が一手に子どもたちのいろんなことをやらなければいけない
1人が病気をすればみんな次々と罹患する
責任もって仕事をするには、身内がちかくいない私たちには、父の帰りが遅い我が家には子どもが小さいうちは無理だった
一番下の子が小学生になったとき週3日、お昼までの派遣社員の仕事を見つけた
自転車で15分、笑っていいともが半分みれるくらいの時間でうちに帰れる、学校で保護者の集まりがあった時も、午後なら楽勝、お休みも取りやすい仕事だった
一日3時間ほどの仕事、チームでの仕事ではあるが、個人の仕事なので、社員同士も仲が良くていざこざなど皆無だった
今はフルタイム、本当にいろんなことがある
良い人が大半だが、なかには気が合わない人もいる
自分がきちんとやっていても、勘違いされて責められることもある
今日はまさに勘違いせめられ事件と名付けたくなるようなことがあった
全面的に相手の勘違い
なのにものすごい剣幕で暴言を吐き私を罵倒してきた
結果的にそのひとの勘違いと判明するも謝罪もなし
昔の私なら、傷ついて落ち込んだり、ものすごい怒りに震えたりしただろう
怯える気持ちもあったかもしれない
でも今日の私は違った
暴言を吐いているその人にちっとも動じなかった
全く動じずにその暴言を半ば他人事のように
聞くことが出来た
こちらに非がないというのがはっきりしていたせいでもあるが あの別居離婚を乗り越えたことが私の心のキャパシティを広げたのかもしれない
こんなことぐらいでなんだという思いでもあった
暴言吐いてるそのひとが、人を責めることで自分を正当化して、人を責めることで自分を守ろうとしているそのひとが、あの時の主人と重なって見えた
わたしはなんだかそのひとが哀れに思えた
私はこんなことには負けない
私の心の声が力強く聞こえた