日々の想い

子どもたちへの想いや母の日常をつづります

次男の気持ち

僕たちは どんなに母さんにひどいことをしたのだろう

泣きながら帰る母さんを見送りながら走り出したい衝動をこらえた

電車のホームの人の流れを見るふりをして母さんの姿を探す

でも言えない

もうこんなことやめてと言えない

父さんがきちがいのようになるから

父さんの狂ったような目や

言葉を聞くのが怖かった

母さん 母さん 母さん

本当は叫びたかった

本当は追いかけたかった

いつも僕の心の中は寂しかった

あの街や母さんのことを考えていても考えていないふりをしなくちゃいけなかった

母さん 母さん

普通にしゃべりたい

普通にごはんを食べたい

普通に一緒にテレビを見たい

母さん 母さん

ここは辛くて苦しい

みんなだまっている 僕を追い詰めてくる

僕は母さんに会いたい

でもここじゃ言えない

兄ちゃんは最近母さんに会っているみたい

兄ちゃんは最近嬉しそう

僕はわかる 僕にはわかる

僕も会いたい母さんに会いたい

母さん 母さん 母さん

手紙でしか母さんに会えない

この間、運動会で母さんそっくりな人をみた

母さん・・・だったのかな

母さん 母さん 母さん

僕は家出もしたんだ

足も2回手術して部活も出来ない

母さん知ってた?

母さんなら驚いて泣くだろうね

母さん

手紙の返事も書けない

なんて書いていいかわからなくなった

母さん会いたい

 

私が勝手に創造した次男の気持ち

 

お母さんは命がけであなたを産みました

お母さんは命がけであなたを産みました